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最強のオフィスチェアの選び方

はじめに

オフィスやワークスペース、自宅でのデスクワークに欠かせない家具の一つ、オフィスチェア。
良質なオフィスチェアは、長く座っていても体に負担をかけず、快適に作業ができます。逆にオフィスチェアがしっくりこないと、長時間座っているのがストレスになり、仕事のパフォーマンスに影響を及ぼすことも。「たかが椅子」と思わず、自分に合ったオフィスチェアをこだわって選びたいものです。

ちなみに私は以下の選定基準でこの椅子を選びました!

今回はオフィスチェアの選び方について詳しくご説明していきます。

椅子選びの前に、デスク周りのスペースを確認!

オフィスチェアは、ダイニングセットや学習机と違って、机と椅子を別個に購入するのが普通です。選ぶ自由はありますが、机にフィットしたものをきちんと選ばないと、後で「机とチェアが合わない…」ということになりかねません。
そこでオフィスチェアを選ぶ時には、まずデスク下やデスク周りの採寸をしておきましょう。

袖机やキャビネットを使っている方は、有効なスペースはデスクの横幅よりも狭くなります。それにオフィスデスクの足元って、いろいろ物を置いたりしませんか?ゴミ箱や段ボール箱、デスクトップパソコン、処理していない書類など、ついつい物置スペースにしてしまいがち。
そうした現状を踏まえて、椅子を出し入れするのに支障ない寸法を事前に確認しておくのです。

なお、オフィスチェアの脚部の幅は、座面の幅よりも広く作られていることも少なくありません。キャスターでの移動時やリクライニング機能で後ろにもたれた時に転倒のリスクを避けるためです。椅子は納まっているのに、脚がつっかえて入らない…なんてことがないように!
同様に、ひじ掛け付きのチェアを選ぶ場合は、椅子を机にしまう時にひじ掛けが邪魔にならないかもチェックしておきましょう。

椅子選びで気を付ける項目

  1. 背もたれ
  2. アームレスト
  3. キャスター

①長時間座り続けるには背もたれが重要

長時間座りっぱなしのデスクワークで体への負担を少なくするには、こまめに姿勢を変えるのが有効です。背もたれに体を預けて楽に座る「仙骨座位」と、背もたれを使わず浅く座る「坐骨座位」を繰り返しながら、30分以上同じ姿勢をし続けないのが良いといわれます。

オフィスチェアを選ぶ時は、ご自身の体格に合ったサイズとクッション性で、しっかりと体を受け止めてくれる背もたれを選びましょう。これは実際に椅子に座って、体で確かめるのが一番です。
背もたれの高さにはローバック・ミドルバック・ハイバックの3種類があり、背もたれが大きいほど、体をもたせてリラックスしやすいです。

背もたれ

背もたれのタイプ別メリット・デメリットは以下の通りです。

種類メリットデメリット
ローバック・背もたれが低く視界を遮らない
・価格が安価
・背もたれが低く体を支える力が弱いため、長時間座り続けるには向かない
ミドルバック・ハイバックよりも価格を抑えながら、ローバックよりも座り心地の良さを確保できる
・ローバックよりは背が高いが、ハイバックほど圧迫感はない
・人間工学に基づいた高機能モデルも増えてきているが、ローバックやハイバックに比べると商品数が少ない
ハイバック・背もたれが大きいため体を支えてくれる力が強く、長時間座っても疲れにくい
・ランバーサポートやヘッドレスト付きなど、さらなる座り心地を追求した高機能のモデルが多い
・高価
・サイズが大きいため、圧迫感がある

基本的に背もたれが高ければ高いほど座り心地は良くなるため、長時間座って作業することが多い場合は、ミドルバックかハイバックがおすすめです。
一方で、長時間オフィスチェアに座ることがない場合は、ローバックチェアで十分な場合もあります。
このように、作業する時間を考えて背もたれの種類を決めると良いでしょう。

背もたれ周りの機能をチェック

背もたれ感を左右する機能に次のものがあります。あわせてチェックしておきましょう。

ロッキング機能

ロッキング

「ロッキング」とは、オフィスチェアの背もたれに寄りかかったときに背もたれが倒れる機能です。
あまり知られていませんが、実はロッキングにも種類があります。

背ロッキング■背もたれのみ倒れるロッキング
ロッキングの中でも一番一般的なタイプ
多くのオフィスチェアに採用されている
背座一体型ロッキング■背もたれと座面が繋がって連動し同じ角度で倒れるロッキング
背もたれにもたれかかると同時に脚が浮くことが特徴
長時間の座り仕事を行うオフィスに多く採用されている
シンクロロッキング■座面と背もたれが個別に動くロッキング
より人の動きに寄り添ったロッキングが可能
最も快適性が高く、高額なチェアに搭載されていることが多い

また、ロッキング機能付きのオフィスチェアには、その他「ロッキング強弱調節機能」や、リクライニング機能のような「ロッキング固定機能」もあります。

ロッキング強弱調節機能■ロッキングを好みの固さに調節できる機能
座面下のネジを回して弱く調整すると少しの力でロッキングできる
ロッキング固定機能■リクライニング調整の感覚で好きな位置に固定できる角度調整機能
背もたれがロッキングしないように固定することができる

これらの機能をあわせて活用することにより、オフィスチェアをさらに快適に使用することができるでしょう。

背もたれに体重をかけると後ろに倒れる機能です。大部分のオフィスチェアに備わっている機能で、座ったままで背筋を伸ばして疲れをほぐす効果があります。

リクライニング機能

車の座席などのように、背もたれの角度を好きな位置で固定できる機能です。
ロッキング機能は体を起こすと背もたれが元の位置に戻るのに対し、リクライニング機能は倒れたまま固定されます。
椅子で長時間横になって休みたい場合に向いています。

ヘッドレスト

ヘッドレスト

「ヘッドレスト」は、正しい姿勢で座って作業を行う助けとなるものです。
ヘッドレスト付きのチェアは、ハイバックの背もたれとともに頭から背中、腰までを支えるため、首に負担がかかりにくい体勢が維持できます。

背もたれとヘッドレストに体重を預けて座ると程よくリラックスでき、身体への負担を意識することなく作業を行うことが可能です。その結果、作業効率が上がり、疲労感も最小限に抑えられます。

固定式ヘッドレストと可動式ヘッドレストのメリットとデメリットを、以下にまとめました。

メリットデメリット
固定式ヘッドレスト・丈夫な造りとなっている
・クッション性の高いものを選ぶと快適
・高さや角度が調節できない
可動式ヘッドレスト・幅広い体型をカバーできる
・パソコン作業が多い場合、モニターからの一定の距離を保ちやすく、体や目の疲労を軽減できる
・部品が多く壊れやすい
・使用時にヘッドレストが固定できず使いづらいことがある

まっすぐ座っている時には、首は体重の約10%と言われる重い頭をずっと支えています。ヘッドレストに頭をもたせることで首の負担をやわらげ、リラックスさせる効果があります。自分に合ったものをしっかり選びましょう!

②アームレストは意外と選び方で重要なポイント!

アームレスト

アームレストは、腕や肘を載せることで負担を軽くできるオフィスチェアの機能です。

アームレストにも、さまざまな種類や特徴が存在しています。

固定式■アームレストの一般的なタイプ
調整は一切できないため、高さや幅などをよく確認してから購入する必要がある
高さ調節式■上下にアームレストを動かして高さを調節するタイプ
使いやすい高さに調節することが可能
左右可動式■左右にアームレストが動くタイプ
座面の幅が広いオフィスチェアなど、アームレストが遠いと感じる場合に役立つ
上下可動式■上下にアームレストが動くタイプ
一番上まで上げることにより、肘置きをなくすことも可能

アームレスト付きオフィスチェアは、長時間デスクに座って仕事をする方におすすめです。

ただ、アームレストの高さがデスクの高さと合わなければ、デスク下にチェアを収納できなくなる場合もあります。

アームレスト付きオフィスチェアを検討している場合は、デスク下に収納できるかどうかを確認して選ぶか、高さ調節もしくは上下可動できる収納式タイプを選ぶと良いでしょう。

疲れにくいデスクチェアというのは座っている時だけの話ではありません、長時間の着座だけでなくデスクチェアから立ったり座ったりという動作も行いやすいデスクチェアだと体の負担はかなり軽減されます。

できればアームレストの位置が細く調節できるものが良いです。

③キャスターの選び方

デスクチェアの選び方として意外と見落としなのがキャスターの選び方、キャスターの種類によっては今あなたが生活している床の素材と合わずにうまく転がってくれないこともあります、それだけではなく床を傷つけてしまうなんて可能性もあるので注意が必要です。

キャスターの種類にはナイロン製、ウレタン製、ゴム製、と大きく分けて3種類が存在しており、それぞれタイヤの硬さが違うため、床の材質と合わせて選ぶのが重要となります。

キャスターの素材は、転がりのよさや感触などの違いが現れます、さらに床の材質によっても相性があるので、こ自身のデスクチェアを使用する環境に合わせて適切なものを選んでください。

キャスターの材質ナイロン ウレタン ゴム
硬さ 硬い 普通 柔らかい
転がり感 スムーズだが滑る 程よいグリップ力 粘りのある安定感
カーペット ×
床の相性 フローリング
Pタイル ×
ナイロン製キャスター
ナイロン製キャスター

デスクチェアに使用される最も一般的なキャスターがナイロン製、転がり性能が良くスムーズに移動してくれますが、固すぎる床の場合スリップしやすく逆に転がってくれないことも、フローリングの場合は床に傷がつくこともあるのでカーペットを敷いたり、ゴム性のマットやソフトタイルを敷くと良いでしょう。

ウレタン製キャスター
ウレタン製キャスター

様々な種類の床に適応しているウレタン製のキャスター、カーペットの上では若干転がりが悪いですが十分使えます、フローリングなどの上で直接使っても床が傷つきにくく、しっとりと床に吸い付くようなフィーリングがあるため安定感もよく、転がっている感触も心地よいキャスターです。

ゴム製キャスター
ゴム製キャスター

スリッピーな床の材質でも粘りを感じる抜群のグリップ力を発揮して滑らかに転がってくれます、グリップ力が高すぎるためカーペットなどは巻き込んでしまってうまく転がりませんが、フローリングなどの床を傷つける心配もありませんし、コンクリートの上や砂ほこりのある場所でも安定して使えます。

どんな硬さの床でも傷つけることなく安定して動いてくれるおすすめのキャスターはウレタン製ですが、できれば最適なものを選びましょう。

さいごに

それでは最強の在宅ライフを!!!

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